株式会社セブン＆アイ・ネットメディア様　導入事例

本社所在地：東京都千代田区二番町4番地5住友不動産二番町 ファーストビル 2F
会社設立：2008年7月11日
従業員数：348名
URL：https://www.7andinm.co.jp/
 

セブン＆アイ・ネットメディアさまは、セブン＆アイグループのITシステム会社として、システム企画、設計・開発、制作、運用などを通じて、グループ各社がお客さまのさまざまなニーズにお応えするためのサービスの実現を支えています。
グループ各社の店舗には毎日2,320万人のお客さまが来店され、ロイヤリティプログラムである７ｉＤの会員は3,000万人を突破しました。そうしたお客さまに対して、セブン＆アイ・ネットメディアさまはグループ各社、パートナー企業ともに、最新のデジタル技術を駆使し、最良、最適なサービスを提供しています。
セブン＆アイ・ネットメディアさまには社内システムの特権ID管理強化を目的として、「SMART Gateway」を導入いただきました。本事例ではシステム導入にあたりご担当いただいた、管理本部の柚木さまにシステムを導入いただく前の課題や、導入効果についてお話を伺いました。

導入の背景として、当社内で利用しているさまざまなシステムを、グループ全体で求められているセキュリティの要件に適合をさせていく方針がありました。
セキュリティの要件としては大きく二つあり、一点目は「システム環境に対してのトレーサビリティを持たせる」というものです。例えば、ネットワーク機器やサーバーに対して、いつ、誰が、どこで、どのような行為をしたのかを追跡できるようにすることが求められています。
これを内製で実現するという手段もありましたが、求められる技術レベルが高くなり、社内の管理面における負荷が大きいため、当社の要件を実現できる製品があれば、それを活用すればよいのではないかという検討がされていました。

二点目の要件は「管理者権限をいつどのように利用したかのトレーサビリティ」というものがありました。それぞれのログデータをベースにして取得できるようにしていましたが、ネットワーク機器やOSが多岐にわたる中でログデータの出方がそれぞれ異なり、一つひとつのシステムに対しての検討が必要になり、全てを自社で把握することが非常に負荷が大きくなっていました。
作業者や作業内容をワンセットで管理できるようなプラットフォームがあれば良いだろう、という議論が社内であり、製品検討をすることとなりました。

システムサーバーへの接続回数など、これまでは見えづらかった接続状況が容易に見えるようになりました。
これまでも個別システムのログデータを取得して接続状況を確認できる状態ではありましたが、管理画面から容易に確認可能になっています。
接続状況の可視化によりメンバーの作業頻度が見えるようになり、運用業務の改善に繋げられるようになりました。

SMART GatewayとMicrosoft Teamsの連携により承認ワークフロー機能を持たせ、作業前には承認者への承認を実施する運用を実現しましたが、このフローによりこれまで以上に丁寧で効率的な作業を行うように作業メンバーの意識が変わりました。
意識変革により、将来的には作業の品質向上や、ミスの発生撲滅、保守コストの削減などにつながることを期待しています。