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学生の就職活動やキャリアプランを使いやすい機能で効果的に支援

関西学院大学様 導入事例

お客さま情報

所在地:兵庫県西宮市上ヶ原一番町1-155(西宮上ヶ原キャンパス)
創立:1889年
学生数:24,121名(学部・大学院/2014年5月1日現在)
教員数:702名(2014年5月1日現在)
職員数:374名(2014年4月1日現在)
URL:https://www.kwansei.ac.jp/
 

景気が回復する中、大学卒業後の就職率も上昇している反面、入社3年以内の離職率も増加しているとの調査結果が出ています。その要因の1つは、企業からの求人と学生の意識との間に発生するミスマッチだと言われています。就職活動での悩みや不安を解消し、より幅広い業界や企業に目を向けた進路決定に導くには、面談を中心とした大学側の手厚いサポートとタイムリーで的確な学生への情報提供が必要です。
そこで関西学院大学(以下、関学)は、Webからの柔軟な面談予約と企業情報、OB・OG情報、求人情報などの検索を可能とした大学向け学務情報システム「UNIPROVE 学務」の進路支援システムを導入。学生の就職活動を強力に支援しています。


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導入の経緯

面談実施時における学生の負担が課題に

2014年9月28日に創立125周年を迎えた関学は、兵庫県西宮市と三田市に学部/大学院を3キャンパス、ほかにも大阪梅田、東京丸の内などに就職活動拠点を展開。その中で最も古い歴史を持つ西宮上ヶ原キャンパスは、国の登録有形文化財である時計台(旧図書館)などスパニッシュ・ミッションスタイルで統一された建築群と約5万本の樹木に囲まれた日本有数の美しいキャンパスとして有名です。
関学では各キャンパスに、学生のキャリアデザインと就職支援を行うキャリアセンターを設置し、経験豊富なアドバイザーが進路選択や就職活動などのさまざまな相談に応える体制を整えています。しかしこれまで「学生が利用するシステム面では大きな課題がありました」と、キャリアセンター キャリア支援課 課長補佐の弓山 大輔氏は振り返ります。
「求人情報や企業情報を検索できるシステムは以前からありましたが、面談を予約する仕組みがないことが大きな課題でした。これまで面談予約は各キャンパスのキャリアセンター窓口で1週間前から受け付けていたため、ピーク期には窓口が開く前に学生が並んで待つような状態でした。学生たちがより深い悩みを抱え始めるのは就職活動で動き回っている忙しい時期ですので、時間を捻出して面談予約のためにキャンパスに足を運ぶのは大変です。そこで学生の負担を軽減しながら面談機会を増やせるシステムを模索していたのです」と弓山氏は続けます。

キャリアセンター キャリア支援課 課長補佐 弓山 大輔氏
キャリアセンター キャリア支援課
課長補佐 弓山 大輔氏

導入の決め手

面談予約機能により面談実績が約5,700件増加。さらに就職情報を学生へ提供

関学の要請に応えた3社の提案の中から最終的に選ばれたのが日立でした。

「われわれが必要としていた面談予約機能といちばんイメージが合致していたのが大きな決め手でした」と弓山氏は語ります。日立の「UNIPROVE 学務」の進路支援システムをベースに構築された「KGキャリアナビ」は、全キャンパスの学生約24,100人が24時間利用できるWebシステムで、面談予約機能や、企業情報、OB・OG情報、求人情報などの検索機能をトータルに提供。同じく日立の大学向けポータルシステム「UNIPROVE ポータル」からもシングルサインオンで利用できるため、利便性が大幅に向上しました。

「面談予約にかかる学生の負担が一気に解消しました。学生はキャンパスごとの予約状況を把握できるので、希望日時に空きがない場合でも、他キャンパスでの予約によって面談機会を増やせます。既存の就職情報サイトには掲載されない求人情報、企業説明会などのイベントやセミナーも同じ画面上からシームレスに検索できるため、就職情報に触れる機会が大幅に増えたのもうれしいポイントです」と弓山氏は評価します。

さらに、これまで年間9,212件だった面談実績は、新システム導入後に14,950件と約5,700件増加。就職活動で悩み、行き詰まっている学生一人ひとりに、幅広い情報を駆使した適切なアドバイスを行う機会が増えたことで、「問題解決の糸口が見つかった、最終的に納得できる進路を見つけ出すことができたなど、学生からも喜ばれています」と弓山氏は語ります。

「KGキャリアナビ」は大学向けポータルシステム「UNIPROVE ポータル」からシングルサインオンでアクセス可能
「KGキャリアナビ」は大学向けポータルシステム「UNIPROVE ポータル」からシングルサインオンでアクセス可能

導入効果

教務システムなどと連携し、学生の情報分析や業務の効率化・対応力の強化を実現

新システムはUNIPROVE 学務が提唱する教務システムとの連携によって、学生情報(学籍、修得単位数、卒業見込など)を習得できるほか、学生が入力する保有資格や留学経験、進路希望情報などを確認できます。さらに、これまでの就職活動状況や面談内容の履歴を記した各情報をキャンパスの離れた職員間で共有できる点も、職員の業務効率化と対応力の強化に寄与しています。
「就職に関する情報を一元管理できるので、支援プログラムを向上させる精度の高い情報分析も行えるようになりました。われわれ現場の職員が求めていた機能の開発に真摯に取り組んでいただいた日立さんには本当に感謝しています」と語る弓山氏。これからも日立は、より使いやすく、学生一人ひとりの就職活動やキャリアプランをトータルに支援するシステムとして、UNIPROVE 学務の進路支援システムのさらなる強化に取り組んでいきます。

関西学院大学に導入された「UNIPROVE 学務」の進路支援システムの概要
関西学院大学に導入された「UNIPROVE 学務」の進路支援システムの概要

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  • 本文は特定のお客さまでの事例であり、全てのお客さまについて同様の効果が得られるわけではありません。