株式会社ウテナ様　導入事例

本社所在地：東京都世田谷区南烏山1-10-22
会社設立：1927年4月
従業員数：140名
URL：https://www.utena.co.jp/
 

株式会社ウテナさまの社名にある「ウテナ」とは、花の萼（がく）のことです。
花の美しさを支えるように、すべての人の美しさを支えたいという想いを込めて名付けられています。
1927年の創業以来、お客さまも気づいていない視点や発想で新しいキレイを生み出していくことをめざされており、一つひとつの研究や革新を積み重ね、真心を込めて商品を届けられています。
ウテナさまには基幹システムの刷新を目的として、「Hi-PerBT KIT3」を導入いただきました。本事例ではシステム導入にあたりご担当いただいた、情報システム課の渡邊さまにシステムを導入いただく前の課題や、導入効果についてお話を伺いました。

システム検討の背景としては、元々利用していた基幹システムが導入から15年近く経過し、老朽化していたため、システムの刷新を社内で検討することになっていました。
以前はシステム全体の中でサブシステムとして生産管理システムと販売管理システムに分かれていましたが、双方のシステムで情報の連携が難しいという課題があり、新システムでは製販一体のシステムにしたいという思いがありました。
また、以前のシステムは拡張性・柔軟性に乏しく、業務上の変化があるたびにシステム改修のための費用が発生していました。今後長く使うことになるシステムなので、新システムでは業務の変化に柔軟に対応できるようにしたいと考えていました。

今回のシステム刷新に関するRFPを作成する前段階として、基幹システム周りの課題やあるべき姿を社内で集め、要件を整理する必要がありましたが、社内のメンバーだけで要件整理を行うためにはマンパワーが足りず、要件整理からRFP作成までを支援いただける企業を探していました。
お願いするのであればITシステムへの知見・システム構築経験が豊富なITベンダーにと考えており、日立ソリューションズ・クリエイトでは「構想策定サービス」として要件整理工程の支援を行っているということで、今回のプロジェクトの支援をお願いすることになり、「Hi-PerBT KIT3」を基盤とした当社向けの基幹システム像を提案いただきました。

これまでのシステムでは、お得意様の倉庫とやりとりすることを前提とした開発をしていました。しかし、新しい倉庫拠点やデータ形式で利用したい場合などはシステムに改修を加える必要があり、その都度改修費用や時間が掛かっていました。
「Hi-PerBT KIT3」ではシステム内の設定を変更することでこれらに対応が可能になったため、システムの拡張性が高くなり、新しい業務にも柔軟に対応できるようになりました。

既存システムを入れ替える際には操作感の違いや、操作に慣れるまでの残業時間増加などで利用部門から抵抗があるものですが、当社へヒアリングしながら業務フロー全体の効率化をユーザー部門を含め提案いただいたこともあり、情報システム部門としてはシステム稼働までの負担が少なくスムーズに入れ替えができました。また、「Hi-PerBT KIT3」にデータを取り込むための事前データを加工する部分に内製システムを利用していますが、当社の望むインターフェースどおりに開発いただけたこともあり、導入の負担を抑えられました。