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「医療機器認証取得向けサイバーセキュリティ支援サービス」を販売開始

日立グループでの適用ノウハウを蓄積したセキュリティ診断で医療機器の認証取得を支援

2021年9月8日
株式会社日立ソリューションズ・クリエイト

 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト(本社:東京都品川区、取締役社長:竹田 広光/以下、日立ソリューションズ・クリエイト)は、医療機器のセキュリティ規格の認証取得をめざす企業向けに、対象となる医療機器のセキュリティ規格への準拠を支援する「医療機器認証取得向けサイバーセキュリティ支援サービス」を本日から販売開始します。

 近年、医療システムはデジタル化、ネットワーク化が進展していますが、医療機器そのものについては十分なセキュリティ対策ができていないものもあり、国内外で医療機関に対するサイバー攻撃が増加しています。医療機器は今後も高機能化、ネットワーク化が進むことが予測されるため、情報セキュリティ対策の重要性が増しています。このような状況下で、アメリカ食品医薬品局(FDA)が医療機器認証規格(UL2900-2-1)を採用、今後、日本でも、医療機器のセキュリティ規格への適合が重要視されます。

 このたび販売を開始する「医療機器認証取得向けサイバーセキュリティ支援サービス」は、医療機器認証規格の認証取得に向けて、正式申請前にセキュリティ診断(ファジング診断※1など)により課題を確認することで、円滑な認証取得をサポートするものです。
 日立ソリューションズ・クリエイトでは、日立グループ企業が扱う医療機器向けにセキュリティ診断を実施し、セキュリティ向上を支援してきました。こうした経験やノウハウ、独自開発した診断ツールを活用して、高度なセキュリティやハッキング知識を有する専任技術者が要件を分析し、医療機器に合わせて精度の高いセキュリティ診断を行い、見つかったセキュリティ課題への対策を支援します。
 日立ソリューションズ・クリエイトでは、今後、医療機器に加え、産業機器のセキュリティ診断などメニューの拡充を図り、さまざまな業種におけるセキュリティ対策を積極的に支援していきます。

※1 ファジング診断:対象機器のぜい弱性を発見するために多くのバリエーションのデータやファイルを入力させる診断手法

「医療機器認証取得向けサイバーセキュリティ支援サービス」の流れ

医療機器認証取得向けサイバーセキュリティ支援サービスの流れ

「医療機器認証取得向けサイバーセキュリティ支援サービス」の特長

1. 認証取得に向けた事前確認が可能

 医療機器の認証取得に向けて、正式申請前に第三者によるセキュリティ診断を実施することで、対象機器のセキュリティ上の課題を確認することができます。本サービスは対象機器のプロトタイプ版でも実施できるため、製品開発の作業と並行して、早い段階での課題の洗い出しや対策を行うことも可能です。

2. 認証取得におけるセキュリティ課題の報告と対策支援

 ぜい弱性をはじめとする医療機器のセキュリティ課題の報告に加えて、対策の助言を行うことで、認証取得へ向けた対応を支援します。

3. 幅広い医療機器に対応

 ファジング診断などのセキュリティ診断を柔軟に組み合わせることができ、対象機器の特定機能に絞ったセキュリティ診断やぜい弱性への対策後の再確認など、さまざまな要望に柔軟に対応します。
 また、対象機器の特性や通信プロトコル(HL7※2等)にあわせて幅広い医療機器に対応します。

※2 HL7:Health Level7の略。医療用の通信規約(プロトコル)

ファジング診断イメージ

提供価格

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提供開始日

2021年9月8日

製品・サービスに関するお問い合わせ先

担当部署:インサイドセールス部 担当:曽根、宍戸
E-mail:
URL:https://www.hitachi-solutions-create.co.jp/contact/solution.html

報道機関からのお問い合わせ先

担当部署:コーポレート・コミュニケーション部 担当:菅野、大居
E-mail:

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