入社から2年ほど衛星放送監視システムの開発に加わった後は、現在まで10年以上にわたりセキュリティ製品の設計・開発を担当しています。
主となるパッケージ製品は、Windowsがインストールされたパソコンからセキュリティ関連の情報を収集して監視サーバーで一括管理し、問題のあるパソコンを検知したら管理者や利用者に通知するというもの。
この製品の立ち上げから参加している1人として、メンバーを取りまとめる役割を担っています。
ITを活用していてセキュリティと無縁でいられる企業はなく、しかもプラットフォームなので、あらゆる業界・業種を対象にするのがこの仕事の面白いところ。またパッケージ製品には、市場のニーズをとらえつつ自分たちで考えた製品を送り出し、さまざまなお客さまの反応が得られるという醍醐味があります。
セキュリティビジネス本部 課長 2003年入社 情報科学科卒
現在、兼務でITプラットフォーム事業部の企画という業務も担っていますが、ここでは当社の新たな事業を考え、推進することが使命となっています。
企画業務の兼務が決まって上司から最初に言われたのが「座って考えるな。あちこち走り回っていろいろな人と議論しながら考えろ」ということ。それを実践する中で生まれた取り組みのひとつが「ホワイトハットハッカーの育成」です。
これまで長くセキュリティ製品の開発に携わってきて、常々気になっていたのが安全性への確信でした。業界内ではハッカーの視点と独自のスキルでセキュリティの穴を探り、システムの安全性を診断する「ホワイトハットハッカー」への注目が高まっており、ある機会に社内での育成を役員に相談したところ、組織として推進することが決まりました。
「隠れた天才を探せ」というキャッチフレーズのもと社内で公募すると、多くの希望者が集まり、その中から15人ほどを抜擢。まだ通常業務と並行した小規模な活動ですが、ホワイトハットハッカーとしてのスキルを磨き、診断士としてお客さまへの助言やセキュリティ製品の評価ができるチームに育てたいと考えています。
皆がこの会社をもっと良くしていこうと考えていて、気概に満ちた人が多い。それが私の感じる当社の大きな魅力です。
自分が失敗したらこの課は潰れると、危機感と責任感、気概を持って仕事に取り組んでいる課長がたくさんいます。自分もそのひとりだと思っていますが、当社が培ってきた強みをもっと深く知り、この会社の成長にさらに寄与したいと考えています。
今後も保ち続けたいのは、顧客ファーストの姿勢。相手がある仕事は優先順位を上げて行うよう心がけています。
もうひとつは、プロジェクトメンバーとのコミュニケーション。現場を担う主任たちの苦労はよく理解しているので、何か問題が起きたらすぐ飛んでいき、お客さま対応や現場の調整を積極的にサポートする。そうした頼れる課長でありたいと思っています。
1 day schedule
1日のスケジュール
2019年から高校生のAI/ICTスキルを競う「シンギュラリティバトルクエスト」にサイバークエストの問題作成と講師として協力しています。
便利で楽しいサービスが世の中にあふれている中、それらを使っている高校生が普段目にすることのない技術や仕組みに興味を持ってもらい、つくる側(産み出す側)の楽しみを知ってもらいたいと思いながら取り組んでいます。
※掲載の内容は、取材当時のものになります。