企業間・企業内のデータを統合管理
ACMS Apex
社外・社内のデータを統合・活用して、新しい価値を創出
「ACMS Apex」は企業間、企業内のデータを統合的に管理し、新たなイノベーションを生み出すエンタープライズ・データ連携基盤です。
ACMSシリーズの「最上位」モデルとして、データ連携におけるセキュリティ対策、事業継続性、クラウドの活用などの各種課題を解決します。
取引先とのデータ連携においては、ACMSシリーズで培った豊富な実績をもとに柔軟かつ信頼性の高い運用をサポートします。
社内のデータ連携においてはデータ連携基盤として不可欠なファイル転送やデータ変換、ジョブ管理などの機能を提供します。社外・社内のデータを統合した戦略的なデータ活用の仕組みを提供可能です。
EDIデータ連携基盤「ACMS Apex」では
このような課題を解決します!
- EDIとEAI、ETLを統合した費用対効果の高いデータ連携基盤を構築したい
- EDIの2024年問題(ISDNサービス・INSネット「ディジタル通信モード」終了)への対応を契機にEDIシステムの見直しを行い最適化したい
- DX推進に必要なデータ連携基盤を構築したいが、全社基盤となるので、高セキュリティかつ高可用性を持ったデータ連携基盤がほしい
- AI-OCRを活用して紙データのデジタル化を推進したいが、AI-OCRとのインターフェイスや基幹系システムとの連携が複数ツール組み合わせでの作りこみになってしまう
- ACMS Apexでは一製品でEDI、EAI、ETL領域をカバー。各種EDIプロトコル、サーバー間データ連携、SaaS接続、各種DBアダプタ、JOB管理などの機能を提供可能
- ACMS Apexでは各種インターネットEDIプロトコル、WebEDIオプションおよび基幹系システムとのデータ連携に必要となるETL機能を提供。さらにWebAPIでの対外的なデータ交換にも対応でき、次世代のBtoBデータ連携基盤を構築可能
- ACMS Apexでは処理プロセスの二重化、ソフトウェア機能としてのクラスタリング(ACMS Apexクラスタ)、保管ファイルの暗号化機能を提供。セキュアかつ可用性の高いデータ連携基盤を容易に構築可能
- ACMS ApexではAI-OCRエンジンだけではなく、AI-OCRとのAPIやメールEDI、JOB管理、トランスレータなど紙帳票のデジタル化に必要となる機能をワンストップで提供
EDIデータ連携基盤『ACMS Apex』の特長
豊富な機能群から必要なオプションを選択して戦略的なデータ連携基盤を構築可能
オプションを選択し、用途に合わせて柔軟に組み合わせることが可能です。
EDI
- 国内外の各種EDIプロトコル (17プロトコルを実装)によるEDI
- Web-EDI構築フレームワークによるWeb-EDI構築
データ連携
- 分散配置によるサーバー間連携
- 通信プロトコルによる連携
- Web APIを使った連携
- 各種アダプタを使った連携
- ACMS Apex間連携
可用性
- ACMS Apexクラスタによる管理サーバーの冗長化
- サーバー分散による縮退構成
DX推進
- OCRtranによる紙データのデジタル化
ACMS Apexの基本構造
B2B
- EDIプロトコル
- Web-EDI
- トランスレータ
インテグレーション
- OCRtran
- AI
(ACMS Apex 間連携) - アプリケーション
アダプタ
API
- Web API
- コマンドAPI
- 通信用API
データハンドリング
- データ変換
- DBアダプタ
- SaaS接続
BCP
- ACMS Apex クラスタ
- データストア二重化
セキュリティ
- ファイル暗号化
- サーバ間通信暗号化
- 電子証明書管理
基本機能
- 分散構成管理
- テナント管理※1
- オンライン
マイグレーション - 運用者管理
- ジョブ管理
- スケジュール管理
- データ連携
- ファイル監視
※1 テナント管理機能はプロバイダ・エディションでのみ提供しています。
従来型EDIからインターネットEDI・Web-EDI・メールEDIまで幅広いプロトコルに対応
インターネットEDI
- JX手順
- ebXML MS 2.0(流通BMS)
- ebXML MS 2.0(NACCS)
- ebXML MS 2.0(JEITA)
- EDIINT AS2
- SFTP
- RosettaNet 1.1
- RosettaNet 2.0
- Chem eStandards
- 全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)
- HTTP(S)
- メールEDI
従来型EDI
- 全銀BSC
- 全銀TCP/IP
- JCA
- FTP
Web-EDI
- ACMS WebFramer
- ACMS Web/deTrade U
その他
- BACREX手順
高い可用性とセキュリティが叶える安心・安全なデータ連携
プロセスの二重化
サーバ上のACMS Apexのプロセスはすべて二重化しており、メインプロセスに障害が発生した場合でもバックアッププロセスにリアルタイムに処理が引き継がれます。
ACMS Apexクラスタ
統合管理サーバーと代替サーバーもプロセスと同様、サーバー障害時には代替サーバーがリアルタイムに統合管理サーバーに昇格し、処理を継続します。
データの散在防止、PCI DSS準拠の暗号化でのサーバ間通信と保管データ
ACMS Apexのデータ連携では、分散したサーバ上にファイルのコピーを置くことなく、リモートでファイルを参照します。これにより、データの散在を防止します。また、サーバ間通信と保管データはPCI DSS準拠のSSL/TLSで暗号化され、情報漏えいを防ぎます。
※ PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard):クレジットカード業界のセキュリティ標準です。クレジットカード会員情報を安全に取り扱うことを目的として策定され、企業の業務システムでも広く採用されています。
オンラインマイグレーション
システム全体を止めることなく、対象となったサーバごとに段階的にバージョンアップを実施することができます。業務を継続しながら、最新機能を導入することが可能です。
分散配置とHUB&SPOKE両方に対応したハイブリッドデータ連携基盤
JOBフロー管理機能
既存のアプリケーション資産を活用しながら、ジョブ管理やデータ連携を実現します。ブラウザベースのGUI操作で、システムを跨る一連の業務処理をノードの分散を意識せず容易に定義、可視化します。
ACMS Apexの標準アプリケーション、ユーザー独自のアプリケーションを組み合わせてシステムを跨るフローを組み立てることが可能です。
分散配置によるサーバー間連携
データ連携対象の各ノードにACMS Apexをインストールすることによりノード分散を意識せず、ファイル転送(ファイルのコピー)を発生させずにデータ連携を実現します。個々のシステムごとにデータ転送の仕組みを設計・製造することなく、ひとつの処理フローを描くだけで構築運用が可能となります。
通信プロトコルによる連携
FTP、SFTP、全銀TCP/IP、ebXMLなど各種通信プロトコルを利用してサーバー間、拠点間のファイル転送が可能です。
DBアダプタ
オンプレミス、クラウドの各種DBに接続可能です。
・オンプレミス:Oracle Database、Microsoft SQL Server、IBM Db2、PostgreSQL、MySQL
・クラウド:Microsoft Azure SQL Database、Oracle Database Cloud Service、Oracle MySQL Database Service、Amazon RDS、Amazon Redshift、Amazon Aurora
Web APIクライアント機能
ODataやREST、SOAPを用いて公開しているWebサービスのAPIを呼び出すことができます。
フローの中からアプリケーションとしてWebAPI機能を呼び出し、Webサービスに対してリクエストを行い、処理を要求したりデータを交換することができます。
ファイル集配信、データ変換、基幹系システムへの受け渡しなど前後の処理を含め、一連の処理として自動化することができます。
Web APIサーバー機能
WebAPIサーバー機能では、WebサービスとしてAPIを公開することができます。
認証後、リクエストに応じてACMS Apexのフローを実行し、その結果をリアルタイムにレスポンスとして送信します。シンプルなデータ交換はもちろん、データ変換や外部アプリなどの実行を伴う処理が可能です。
SaaS接続機能
データハンドリング機能の入出力ソースにSaaS(Webサービス)を指定可能です。
SaaSとオンプレミスのアプリケーション間のデータ連携を容易に実現します。
デザイナ(エディタ)ツールではSaaSのデータもオンプレミスのDBと同様のテーブル形式で、変換定義を作成することが可能です。
OCRtranによる紙データのデジタル化推進
ACMS Apex+OCRtran構成例
4つのOCRエンジン
OCRtranでは特長の異なる4つのOCRエンジンが搭載されており高精度な読み取りを実現します。
※同一帳票内で複数のOCRエンジンが利用可能です
印字文字だけでなく、丸囲い、チェックボックス、手書き文字、バーコードなどに対応しています。
また全てのOCRエンジンで空白行は課金対象とならず柔軟な読取設定が可能となります。
読取精度向上を支援する機能
・データタイプ指定
数値、カタカナ、メールアドレス等、データタイプを指定することにより、読取精度の向上が可能です。
・自動補正機能
自動補正機能により、傾き、回転、拡大・縮小、台形を補正してからOCRで読み取り、認識率の低下を防ぎます。
・空白判定しきい値
しきい値はフィールド全体の面積に対して、どの程度の記載があるかの割合が指定可能です。
・誤認識学習機能
毎回間違える文字を学習させることで正解率を向上させることができます。
文書保管機能
・OCR読取ファイルをSPAクラウド上のストレージに保管可能です。
・保管ファイルは文字、数字、日付、文書IDによる部分一致や範囲検索が可能です。
業務全体の自動化を支援
ACMS Apexの各種機能(JOBフロー管理、ディレクトリ監視、SPA CloudとのAPI、トランスレータ、メールEDIなど)を利用して紙帳票に関係する業務全体をワンストップで自動化します。
EDIシステムの経験豊富なSEがお客さま要望をヒアリングし、最適なシステムをご提案
当社は「ACMS Apex」シリーズの提案・構築を数多くお客さまに提供した実績があり、その中で得た経験やノウハウを駆使して、データ連携に関するお悩みを解決するソリューションを提供いたします。
経験豊富なSEが事前にお客さま要望をヒアリングし、適切なシステムを提案します。社内外のデータ連携でお悩みの方は、ぜひご相談ください。
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ACMSシリーズは、企業間のEDI取引や企業内のデータ連携に最適化されたプロダクトです。
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