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アフターコロナに向けた大学学務システム「UNIPROVEシリーズ」活用シーンとメリットをご紹介

コロナ禍の影響もあり、大学の運営方法、大学生活のスタイルには大きな変化が起こりました。そこで必要とされているのが、ICTの利活用です。
日立ソリューションズ・クリエイトでは学務システムの「UNIPROVEシリーズ」を展開し、多くの大学にご利用いただいています。2022年4月にはスマホアプリもリリースされ、さらに利便性が高まりました。

今回はUNIPROVEシリーズ営業担当の能勢さんに、UNIPROVEシリーズの概要や、コロナ禍、及びアフターコロナの時代においてどのように活用でき、どのようなメリットがあるのかについて聞きました。

<話を聞いた人>

能勢 和英さん:社会・公共システム営業本部でUNIPROVEシリーズの販売業務を担当。

  1. 「UNIPROVE 学務」を中心とした、5製品からなるシリーズ
  2. 大学がUNIPROVEシリーズを導入するタイミング
  3. コロナ禍において情報共有のタイムリーさが重要に
  4. UNIPROVEシリーズならではの特長とは
  5. アフターコロナでUNIPROVEシリーズの重要性はさらに高まる
  6. 「UNIPROVEシリーズ」のご案内

「UNIPROVE 学務」を中心とした、5製品からなるシリーズ

―UNIPROVEシリーズには、どのような製品が含まれていますか?

能勢さん
「大学向け学務情報システム『UNIPROVE 学務』をはじめとして、証明書自動発行システム『UNIPROVE 証明書』、全学ポータルシステム『UNIPROVE ポータル』、教職員向けの学生支援機能と、学生向けの学修設計支援機能を融合した『UNIPROVE 学生カルテ・ポートフォリオ』、データ連携ポリシー基盤の『UNIPROVE データ連携基盤』の5製品で構成されています。

この中でのメインと言えるのは、学生の入学から卒業までの事務業務を効率化する『UNIPROVE 学務』で、当製品を中心に、他の製品も必要に応じてセットでご利用いただくことが多いです」

大学がUNIPROVEシリーズを導入するタイミング

―大学がUNIPROVEシリーズの導入を検討されるのは、どのようなときでしょう。

能勢さん
「大学では、何らかの学務情報システムがすでに導入されているのが当たり前な状態です。しかし既存のシステムも、サーバーが古くなるというハードウェア老朽化の問題や、新しいWindowsに対応していないといったソフトウェアの問題が出てきます。大学独自に開発したシステムは特に、保守管理が難しくなったり、変化に対応しきれなくなったりすることも多いようです。そのようなとき、最新の機能を搭載し、保守管理もしやすいパッケージ製品に乗り換えたいという大学が多いです。

また、以前から使っていたシステムだと機能が足りなかったけれど、UNIPROVEシリーズだとやりたかったことができそうだということで導入いただくケースもあります。
例えば、お知らせを出す際、学生だけでなく保護者、保証人、学費を払ってくださる方向けにも情報を出すということがUNIPROVEシリーズでは可能で、それがあるから選んだという大学がありました」

コロナ禍において情報共有のタイムリーさが重要に

―コロナ禍によって、学務システムに対する需要の変化はありましたか?

能勢さん
「コロナ禍では、学生に急な連絡が必要となる頻度が高まったため、情報共有の手段としてUNIPROVEシリーズが重宝されました。
例えば、学内でクラスターが発生したため、構内に入ってきてはいけませんというお知らせを伝えなくてはいけないときには、『UNIPROVE ポータル』を使って情報が伝えられます。学生はわざわざ大学に行かなくとも自宅でタイムリーに情報が受け取れるのです。

『UNIPROVE 学務』のオプション製品としてスマホアプリもリリースされ、さらに利便性は増しています。メールやお知らせ画面の通知はしているものの、学生がお知らせをちゃんと見てくれないという悩みを持つ大学も多いのですが、スマホアプリであれば学生にプッシュ通知で連絡ができるので、確認漏れの心配が少ないという利点があります。大学側で学生の既読・未読状況の確認も可能です」

―コロナ禍ではリモート授業も一般的になりました。UNIPROVEシリーズでも何らかの対応ができるのでしょうか。

能勢さん
「『UNIPROVE データ連携基盤』を使えば、他社システム、サービスと学務システムのデータ連携が可能です。コロナ禍においてはLMS(学習管理システム)など遠隔授業をするためのシステムと履修登録データとの連携も便利にお使いいただいています。

その他、無人で証明書が発行できる『UNIPROVE 証明書』も、コロナ禍で対面の機会を減らすという目的に合致しています。学割証・各種証明書・申請書の管理・発行ができるサービスで、専用発行機はもちろん、タッチパネルPCとプリンターを組み合わせた構成でもお使いいただけます」

UNIPROVEシリーズならではの特長とは

―他社の学務システム、大学独自の学務システムなどと比べた場合の、UNIPROVEシリーズならではの特長を教えてください。

能勢さん
「スマホアプリを提供している企業がまだとても少なく、提供していたとしても限られた機能しか搭載していない場合も多いです。そのような中リリースした『UNIPROVE 学務』のスマホアプリは、とても充実した機能を搭載しています。
通知に限らず、時間割や成績情報の確認、履修申請など、学生に必要な情報、機能が盛り込まれているのでPCを開かなくともスマホで完結できるケースがほとんどになります。

UNIPROVEシリーズは、従来のオンプレミス環境に加え、クラウド環境での構築に対応できるのも利点です。クラウドなら利用量が急に高まったときにも無理なく対応できますし、逆に夏休みなどあまり使われない時期には費用が節約できたりします。

情報のリアルタイム性の高さも実現しています。中には、職員が登録したデータが明日にならないと学生側に反映されないといったシステムもありますが、UNIPROVEシリーズでしたら即反映されます」

―既存のシステムからの乗り換えとなると、引っ越し作業も大変ですよね。導入サポートについてはいかがでしょう。

能勢さん
「当社では多くの大学で他社のシステムからの引っ越しをすでに経験しているので、同じようにできますよと言えます。そういったデータ移行の実績は評価いただいています」

アフターコロナでUNIPROVEシリーズの重要性はさらに高まる

―コロナ禍の状況も変わってきて、アフターコロナと呼べるような状況になったとき、UNIPROVEシリーズの重要性に変化は生まれそうですか?

能勢さん
「対面よりもオンラインの方が学習効果の高い授業があることに、コロナ禍中に気付かされたという話を聞いています。そのような中リモート授業はこれからも残るでしょうし、さまざまな手続きをネット上で完結させたいという流れは、コロナ禍に限らず時代の流れとしてさらに強まる傾向にあります。

大学にいても、自宅にいても、学務システムから必要な情報、必要な手続きがとれるというメリットを持つUNIPROVEシリーズは、今後さらに価値を持つシステムとなるはずです。
文科省からの通達や、教員・職員・学生・保証人などのシステム利用者から求められるニーズの変化にも、機能の追加や強化で対応していきます」

―最後に、UNIPROVEシリーズの導入を検討される大学に向けてのメッセージをお願いします。

能勢さん
「やはり現在の学生さんは、スマホで学務システムを使いたがっています。独自にアプリを作るのは非常に難しく、機能を限定せざるを得ないかもしれませんが、『UNIPROVE 学務』のスマホアプリでしたら、必要な機能がそろっています。ですので、スマホアプリの導入という視点からもUNIPROVEシリーズに目を向けていただければ嬉しいです。

大学の中にサーバーを置いて管理されていた場合は、クラウドへの移行も検討いただきたいです。オンプレミスの方が安心できるという面もあるでしょうが、クラウドでもいい、むしろクラウドの方がいいと考えるお客さまも増えてきています。
大学によって柔軟に機能のカスタマイズもできますし、UNIPROVEシリーズに限らずさまざまなソリューションを展開している当社では、例えば教員・職員のテレワーク導入支援なども行えます。ご希望に合わせて、確認したい製品や機能についてのオンラインデモを見ていただくこともできます。ぜひお気軽にお問い合わせください」

「UNIPROVEシリーズ」のご案内

大学の運営の根幹となる学務事務分野をサポートし、教務、進路支援、学納金、奨学金、入試などの機能を網羅する『UNIPROVE 学務』をはじめとした5つの製品からなるUNIPROVEシリーズ。スマホアプリとして利用できることで、学生にとっての利便性も高まっています。これまでの学務システムの見直し、時代の流れに合わせた刷新などをお考えの大学は、ぜひ導入をご検討ください。

「UNIPROVEシリーズ」の詳しい説明やお問い合わせはこちらから
UNIPROVE 学務 / UNIPROVE 学務 スマホアプリ
UNIPROVE 証明書
UNIPROVE ポータル
UNIPROVE 学生カルテ・ポートフォリオ
UNIPROVE データ連携基盤

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