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AI技術によって実現した無人コンビニの仕組み

AI技術によって実現した無人コンビニの仕組み

AIをはじめとした技術の発展により、世界中で無人コンビニの実証実験や導入が進んでいます。全国のコンビニが無人コンビニになればとても便利になると予想できますが、実際どのように無人での運用が実現できているのでしょう。

ここでは、無人コンビニの仕組みやメリット、課題などについて説明します。

無人コンビニとは

「無人コンビニ」とは、店員が不在でも商品の精算ができる仕組みを採用しているコンビニエンスストアーのことです。アメリカで登場したAmazonの無人コンビニ「Amazon Go」や、中国のコンビニ「無人超市」などが無人コンビニの先駆けになりました。日本でも、2018年にはJR赤羽駅、2019年には横浜市内など数々の無人コンビニの実証実験が行われ、期間限定でなく本稼働する無人コンビニの店舗も登場し始めています。

無人コンビニの仕組み

無人コンビニは一体どのような仕組みで成り立っているのでしょうか。仕組みについて説明します。

ウォークスルー型の無人コンビニの仕組み

Amazon GoやJR高輪ゲートウェイ駅の無人コンビニで使われているウォークスルー型の無人コンビニは、店頭に設置されたカメラやセンサーが入店した買い物客の動きを正確に捉えてトラッキングします。例えば、買い物客が商品を手に取って棚に戻す動作の圧力や重力の変化などです。

セルフレジ型の無人コンビニの仕組み

JR武蔵境駅では、2019年7月にセルフレジ型の無人コンビニがオープンしました。こちらは、スーパーでもよく見かけるようになったセルフレジが置かれているパターンの店舗です。商品のバーコードを読み取って、電子マネーやクレジットカードで支払いを行います。

カメラは6台設置され、また、裏側では店員1名が常駐し、何かあれば対応できるようにはなっているそうです。

今後増えるのはAIを活用した無人コンビニ?

無人コンビニには上記のような仕組みがありますが、今後増える可能性が高いのはAIを活用したウォークスルー型のコンビニかもしれません。

セルフレジ型も人材コスト削減などのメリットがありますが、顧客自身で商品一つひとつのバーコードを読み取って会計を行わなければならないといった負担があります。また、そのような手間がかからないように、すべての商品にRFIDタグを張り付けて会計を自動化できるような仕組みを新しく採用すれば、その分コストがかさみます。また、セルフレジ型の無人コンビニを採用していた中国のコンビニでは、店舗が減少していった背景もあります。

一方、AIシステムを採用したウォークスルー型の無人コンビニは、顧客が商品のバーコードを読み取る必要がなく、清算にかかる時間を大幅に削減できます。お昼時など混み合う時間帯に会計時間を短縮できるウォークスルー型の無人コンビニは、少なくとも精算に混み合うコンビニにとっては適した仕組みであるといえるでしょう(こうした店舗以外では、セルフレジ型の方が向いている場合ももちろんあります)。

無人コンビニのメリット・デメリット

無人コンビニが増えることでさまざまなメリットを享受できますが、真っ先に考えられるメリットとしては「人手不足の解消とそれに伴った人件費の削減」があります。少子高齢化が進んでいる現状では、どの業界・職種でも人手不足が大きな問題です。人手不足解消のために、従業員の時給を高く設定したり、働き方の条件を向上させたりといった対策をとる企業が多くあります。無人コンビニは従業員を必要としないため、この問題の根本的解決が図れます。

従業員だけでなく顧客にも、無人コンビニにはメリットがあります。無人コンビニであれば会計時間の短縮が期待でき、レジ待ちをする必要がなくなるかもしれません。また、無人コンビニでは現金決済ではなく電子決済が主流になると予想できることから、買い物客側は現金を持ち歩く必要がなくなり、コンビニ側は現金を狙った強盗発生などのリスクも低減できます。

無人コンビニには上記のようなメリットが考えられますが、その一方でデメリットも考えられるでしょう。例えば、全商品へのRFIDタグの埋め込みや、セルフレジや商品識別用のカメラなどの導入にかかるコストも考える必要があります。無人コンビニは人手不足の解消になるというメリットを挙げましたが、品出しや客への案内で最低一人は必要となるなど、現状のままでは完全に無人化することは難しいでしょう。

また、システムは100%安全であるという保証はありません。商品の読み取りが正しく行われない、会計端末やカメラが故障するといったトラブル発生も考えられます。このような事態が発生した時に、対応できる人材も無人コンビニには必要です。

このように、無人コンビニは日本で普及するにはまだ多くの課題があるといえますが、AIをはじめとする技術の発展により今後導入が増えていく可能性は十分にあります。今後も無人コンビニの動向を見守りましょう。

※「Amazon」「Amazon Go」はAmazon Technologies, Inc.の商標または登録商標です。
※「高輪ゲートウェイ」は東日本旅客鉄道株式会社の商標または登録商標です。

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