〜58の金融機関で運用実績がある「債権書類管理システム」をクラウドサービスで提供〜
2024年3月7日
株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
株式会社日立ソリューションズ・クリエイト(本社:東京都品川区、取締役社長:南 章一、以下、日立ソリューションズ・クリエイト)は、株式会社日立ソリューションズ西日本(本社:広島県広島市、取締役社長:臼杵 誠剛、以下、日立ソリューションズ西日本)と連携して、株式会社鳥取銀行(本店:鳥取県鳥取市、代表取締役頭取:入江 到、以下、鳥取銀行)に、融資契約書類の一元管理により業務の効率化を支援する「債権書類管理クラウドサービス」を導入し、2024年2月に稼働を開始しました。
鳥取銀行では、銀行融資に必要な書類(債権書類)を集中センターにて厳正管理するシステムとして、同行内に構築した他社の債権書類管理システムを長年使用していました。しかし、従来のオンプレミス型でのシステム運用は銀行側の負荷が高く、例えば、トラブル時の調査・解析などにおいて、ベンダーからのログ収集・情報提供依頼に必要以上の時間が割かれてしまうケースがありました。
また、今後導入予定の電子書類を取り扱う電子契約システムと、紙の現物書類を取り扱う債権書類管理システムが異なるシステムとなるため、行員が書類データを検索、閲覧する際には、書類種別(電子/紙)を自ら判断し、システムを使い分けなければならないという課題が発生していました。
このような背景の下、鳥取銀行は運用負荷軽減可能なクラウドサービスの提供ができること、電子契約システムとの連携で書類の一元管理ができること、そして、「債権書類管理システム」において金融機関への豊富な導入実績があることを評価し、旧システムのリプレース先として日立ソリューションズ・クリエイトの「債権書類管理クラウドサービス」を採用するに至りました。
日立ソリューションズ・クリエイトの「債権書類管理システム※1」は1997年の提供開始以来、地方銀行、信用金庫、信用組合など58の金融機関への導入実績を有し、特に地方銀行においては高いシェアを占めています(当社調べ)。「債権書類管理クラウドサービス」は、このように多くの導入実績がある製品をベースに、時代のニーズに即した新たな提供形態としてクラウド型のサービス提供を開始しています。
本クラウドサービスは、他に3つの金融機関にも既に採用をいただき、現在導入準備を進めています。
営業店で保管・管理していた債権書類を集中センターでの厳正な一元管理に切り替えることで、営業店の管理負荷を軽減します。また、集中センターでイメージ化されたPDFデータは、営業店の自席PCで閲覧可能となるため、拠点間での書類移動を削減し、書類の紛失リスクを低減します。
債権書類の取り回しをバーコード/RFIDタグを使用することで入力操作回数を削減、スピーディな業務の実現を支援します。また、定期的な棚卸しにおいては、債権書類に紐付けたRFIDタグとリーダーを利用した広範囲の一括読み取りが可能となり、棚卸し業務を短時間※2で実施することが可能です。
融資実行データを管理するシステム(勘定系システム、融資支援システムなど)、電子契約データを管理する電子契約システム※3との連携が可能です。
金融機関への導入実績が多いAWS(シングルテナント)を基盤としたクラウドサービスを提供します。金融機関の運用負荷軽減は元より、初期コストを抑えた導入が可能です。
「債権書類管理クラウドサービス」の概要(イメージ)
「債権書類管理クラウドサービス」は、これまでのオンプレミス版と比較すると、運用負荷の軽減に加え初期コストを抑えた導入が可能です※5。
オンプレミス版を利用中の金融機関だけでなく、未導入の金融機関への提案も推進し、債権書類管理システムのさらなるシェア拡大をめざします。
https://www.hitachi-solutions-create.co.jp/
担当部署:インサイドセールス部 担当:松尾、宍戸、武富
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担当部署:コーポレート・コミュニケーション部 担当:柳川、菅野
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