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働き方改革 リモートワークはデメリットが多い? 必要な対策も解説


リモートワークはデメリットが多い? 必要な対策も解説

リモートワークを試したいと考えている、あるいはそのように考えて試験的に実施したことはあるものの、自社にとってデメリットが多いことがネックとなり、完全な導入には至っていないという企業もあるようです。そこでリモートワークのデメリットについて整理し、対策や解決法について考えてみます。また、リモートワークの必要性につながるメリットも紹介します。

リモートワークにデメリットは多い?

現在、リモートワークの導入はさまざまな企業で進んでいますが、まだまだ導入に踏み切るにはデメリットとして挙げられる項目が多いことも事実です。

特にこれまで新しい働き方の推進にあまり積極的に取り組んでいなかった企業にとっては、「リモートワークを始めること・続けること」のハードルや懸念材料がいくつも存在するように見えてしまうようです。

2019年ごろから政府が働き方改革を呼びかけ、リモートワークをそのための重要な施策として打ち出しても、実際に導入する企業は爆発的というほどには増えませんでした。それもリモートワークのデメリットに原因があると考えられます。その後、新型コロナウイルス感染拡大と緊急事態宣言の発令により、やむなく在宅勤務を実施する企業は増えましたが、今後リモートワークが定着するかは未知数です。

企業におけるリモートワーク導入のデメリット

ではリモートワーク導入のデメリットとは何なのか、代表的なものを挙げていきます。

情報セキュリティの懸念

情報漏えいなどのリスクが高くなることは特に大きなデメリットとして捉えられるかもしれません。社外の上司やほかの社員の目が届かない場所では、PCなどの端末やデータの扱い・管理がずさんになるおそれがあります。端末・データの紛失だけではなく、内部不正が行われやすくなるのも問題です。Wi-Fiなどを含めた通信環境の安全性の問題、標的型攻撃などによるマルウェア感染なども起こりやすくなるかもしれません。

コミュニケーションを取りにくい

オフィス空間を共有している場合と違って、テレワークでは社員同士のコミュニケーションが取りにくくなるのもデメリットです。対面コミュニケーションが行えないため業務指示がうまく伝わらない、いわゆる「報・連・相」の徹底が難しいといった問題も発生しがちです。

生産性の低下

リモートワークは生産性の低下を招くと考える人もいます。上司や他の社員の目が行き届かないためモチベーションや集中力が続かない、仕事をサボる社員が増えるというのが主な理由です。共同作業がやりづらく、上司や複数の担当者の承認が必要な事項についても手間がかかり、作業効率が落ちるという意見もあります。

勤怠管理や人事評価の見直しが必要

上司の立場からすると、顔が見えないので部下の作業の進捗状況や勤務態度がわかりにくいのも気になる点です。労働時間の管理、人事評価の仕方なども従来のやり方が適用できなくなるため、制度の見直しが必要になります。

リモートワーク導入による企業のメリット

リモートワークには上記のようなデメリットがありますが、それらを解決する手段も確立されてきています。また企業が得られるメリットも多くあります。

実際にリモートワークを導入している企業では、出産・育児、介護などのタイミングでの離職を防げることや、ワークライフバランスの充実という観点から優秀な人材が集まりやすくなるという効果が期待できます。会社選びの際にリモートワークが可能かどうかは、今後大きな条件のひとつになる可能性があります。

他にも企業イメージの向上、オフィスコストの削減、そしてコロナウイルスなどの感染症へ の感染リスクの低減なども見過ごせないメリットです。

リモートワークのデメリットや問題点を解消するための対策

リモートワークのデメリットまたは問題点を解消するにはどのような対策があるのかも見てみましょう。

勤怠管理システムの導入

リモートワークでは勤怠管理システムを導入するのが一般的になっています。勤務開始と勤務終了を打刻して記録できるほか、給与システムとの連携も可能なシステムもよく利用されています。外出先でもスマートフォンから打刻ができるなどさまざまな機能が搭載された製品があるので、用途やニーズに合わせて選ぶことができます。

評価制度の見直し

評価制度は成果主義にもとづいた目標管理制度(MBO:Management By Objectives)などが主流になりつつあります。作業の進捗状況や業務プロセスを把握するためのITツールも登場していて、それらを活用した新しい評価制度を策定することで、リモートワークに適合した人事評価が可能になるでしょう。

コミュニケーションツールの活用

Web会議システムやチャットツールはリモートワークに必須といえるツールになっています。他にも社内SNS、社内Wiki、社内電子会議室など、業務に合わせたコミュニケーションツールや情報上共有ツールを活用可能です。

口頭とメール、電話などだけでコミュニケーションを行っていたときよりもコミュニケーションが活性化され、ノウハウやナレッジの共有も進んで業務効率化が進んだという事例も少なくありません。

セキュリティ対策ソリューションの導入

リモートワークを想定したセキュリティ対策ソリューションを利用すれば、総合的なセキュリティの確保が可能になっています。システム設定変更作業のクロスチェックのサポート、テレワーク端末の不正操作の抑止、端末のマルウェア感染対策など、リモートワーク導入におけるさまざまな課題を解決することができます。

特にセキュリティに関しては、試行錯誤しながら改善策を整備していくというやり方では致命的なインシデントを招くことがあります。リモートワーク導入前からの十分な対策を講じておくことが重要です。

リモートワークにはいくつかのデメリットがあるもののメリットも多く、今後普及が進んでいく可能性は十分にあると考えられます。リモートワークの活用が自社の競争力強化につながると考えている企業も多く存在します。デメリットに対する解決策を見い出しながら、導入・運用を検討してみてはいかがでしょうか。