小野 恭平KYOHEI ONO

入社前に抱いていた営業のイメージは、既に完成している製品について、品質や価格といった競合製品よりも優れている点をお客さまに伝えて売る仕事というものでした。しかし、私たちはお客さまの要望に合わせてシステムをつくっていきます。形がなく、見えないものを買っていただくためには、技術力や開発のプロセス、プロジェクトマネジメントの精度について、お客さまに信頼していただくことが必要です。さらに、予算やスケジュールなどの制約の中でお客さまの要望に応え、期待を上回る付加価値を提供しなければなりません。
日立グループとしての安心感に加え、営業の立場から見た当社の強みは、お客さまと一緒にプロジェクトを進める姿勢にあると思います。お客さまの課題を解決するために、私たちが併走しながらITで支援していく。お客さまの事業と課題を深く理解し、最適な提案を行い、信頼を獲得することで、パートナーとして協創実現する。営業もSEも、そのために努力し、力を尽くすのは、それが当社の役割だからです。

新規開拓といっても、飛び込み営業をするわけではありません。新規顧客獲得の一例としては、まず、お客さまの課題に対して当社が提供できる製品やソリューションに関するセミナーを開催します。そのセミナーに参加したお客さまをリスト化して絞り込み、アポイントを取って訪問するのです。セミナーの対象や内容は個々の営業が考えるため、そこに自分なりの戦略やアイデアを盛り込める自由度の高さが、やりがいや面白さにつながっていると思います。
主任になる前は、自分の結果だけを考えていましたが、今はチーム全体の成長を意識するようになりました。立場によって、見える景色が違うことを実感しています。最近は若手の課長が増えているため、課長昇進の最年少記録を塗り替えることを目標にしました。メンバーが日々やりがいを感じながら楽しく働けるように、このチームのために頑張りたいと思える環境と関係性をつくりたいと考えています。