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小松 万純MASUMI KOMATSU

テクニカルコミュニケーション事業部
2017年入社 経営学部卒

INTERVIEW 08

分かりやすく伝えることで
最新の技術や製品をもっと身近なものにしたい

キャリアステップ

2017年

情報を伝える仕事に携わりたいと思い、
日立テクニカルコミュニケーションズに入社を決意。

2023年

所属していたテクニカルコミュニケーション事業部が
日立ソリューションズ・クリエイトに移管され、転籍。

5年後

テクニカルコミュニケーションの講師として、
情報を分かりやすく伝えるための技術を広めていきたい。

担当業務

役割・立場

製品とユーザーをつなぐ情報の架け橋となる

テクニカルコミュニケーターという職種について、よく知らない方も多いと思います。ひと言でいえば、製品やサービスを利用するために必要な情報を、正しく、分かりやすくユーザーに伝える「テクニカルコミュニケーション(以降「TC」) 」のスキルを持つ技術職です。製品やサービスの開発者とユーザーの間で情報の架け橋となることこそが、私たちテクニカルコミュニケーターの役割です。
例えば、ソフトウェアのマニュアルのライティング業務では、文学的なクリエイティブライティングと異なり、対象となるユーザーのリテラシーに合わせて、文字だけでなく図や動画など視覚的要素を含む、さまざまな表現方法を活用します。
2,000ページを超えるような大規模案件であれば10名程のチームを編成し、2~3名が情報収集など上流工程を担い、2~3名が企画・設計し、5名が制作に集中します。規模の小さな案件の場合、3名程のチームで上流から下流まで全てを担当します。

業務内容

お客さまからの信頼と実績で業務範囲を拡充

私たちの部署が取り組んでいる案件は日立グループからの受注もありますが、独自に開拓したお客さまからの受注が中心です。IT分野の企業が多数を占めていますが、公共分野、医療分野の業務を担当しているチームもあり、多彩な業界・業種からの依頼に応えています。
いま私が担当しているのは、データを分析・可視化するソフトウェアのマニュアルです。入社2年目頃からお客さま先に常駐しており、当初2ヵ月間だった契約期間が、現在4年以上も続いています。ITを学びながら製品の知識を高めてきたことが評価されて、最近ではマニュアル体系や目次構成の検討から、内容の執筆に至るまで一式全てを任せてもらえるようになりました。お客さまが深く信頼してくださっていることに喜びと誇りを感じています。

やりがい・抱負

情報をデザインして読み手の理解を促す

お客さまに納品する成果物としてはPowerPointが多く、その他にもPDF、Word、Excelの場合もあります。私はWebに掲載するマニュアルの作成が多く、8割くらいをHTMLで納品しています。CSSなどWeb制作に関する知識も仕事をしながら学びました。業務の幅広さや、新しい領域に挑戦して知識やスキルを獲得できるのもテクニカルコミュニケーターの面白さだと思います。私が常に心がけているのは、正しく分かりやすく表現すること。正確なだけではなく、読み手が理解しやすいように、構成や色彩を含めて情報をデザインするのがテクニカルコミュニケーターの役割なのです。
いま興味があるのは、私が身に付けたTC技術を多くの人に教えて、広めていくことです。そうすれば、「誰でも分かりやすく情報を伝えられるようになるスキル」として、TC技術がもっと身近なものになるでしょう。テクニカルコミュニケーターという仕事は単なるマニュアル制作を超えて、大きく広がるポテンシャルを持っています。

SCHEDULE

1日のスケジュール

9:00 出社、チャット確認
9:30 お客さまと朝会(前日の進捗報告・当日の作業予定・相談事項の確認)
10:00 製品開発者のマニュアル指摘への対応
12:00 昼食
13:00 新機能の目次案のすり合わせ
14:00 目次案に沿ってマニュアルの執筆
16:30 他メンバーやお客さまの原稿のクロスチェック
17:45 明日の業務内容の整理
18:00 勤務終了

働く場所

担当しているお客さまがリモートワークを推奨しているため、在宅勤務でありながら客先常駐という働き方になっています。

当社の魅力

働きやすい環境づくりを
めざす姿勢に共感
仕事の内容は変わりませんが、所属する会社としては3社目です。日立ソリューションズ・クリエイトに転籍して強く感じるのは、落ち着いた雰囲気の人が多くて働きやすい環境が整っていること。課のメンバー5名のうち3名が育休から復帰したばかりで、福利厚生をはじめとする諸制度の充実が伝わってきます。
会社から暑中見舞いが届いたり、オリジナルのキャラクターがいたり、みんなで楽しみながら一体感を醸成しようという姿勢も素晴らしいと思います。

学生の皆さんへのメッセージ

好奇心が強く、新しいもの好きな人が向いています

私は文系出身ですが、大学時代にマスコミ系のサークルに所属し、人に何かを伝える仕事に興味を持っていました。周囲からものごとを説明したり、整理したりするのがうまいと評価されていたので、テクニカルコミュニケーターを志望しました。
好奇心が強くて、幅広い分野の新しいトレンドや製品に興味を持てる人が向いていると思います。少しでも興味を持ったら、ぜひ説明会に参加してください。