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Member interview
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佐藤 晃一 Koichi Sato
金融第一システム事業部 技師(主任) 2010年入社 情報処理科卒
初日で実感した
重要インフラを支える重み

日本の経済を支えているのは金融。その金融を支えているのが情報システム。情報系の学校で学んでいて、就職でも最初からシステムエンジニアをめざしていましたが、社会への影響が大きいことに魅力を感じて、金融システム事業部を希望しました。この会社を選んだのも、大手金融機関のシステムを多数手がけていることが一番の理由でした。

私はエンジニアの中でもインフラ系で、政府系金融機関の基盤開発に携わってきました。最初の仕事はオンライン決済システムの維持保守で、お客さま先のサーバールームに常駐していました。部屋に入るまで何度も本人チェックがあり、重要な作業を行うときはミスを防ぐため、必ず他の人のチェックが入るなど、ものものしい雰囲気で、勤務初日は、ずっと緊張していた覚えがあります。

兆円単位のお金を動かしているシステムなのでトラブルは絶対にあってはならず、社会の重要なインフラを担う責任の重さを日々実感しています。仕事を始めてから先輩たちにまず教え込まれたことも、徹底した安全性・確実性の確保でした。

入社2年目に早くも
責任ある役割を担うことに

入社2年目の頃にあるプロジェクトの担当を任されました。基本設計後の詳細設計、サーバーに入れる製品の定義、シェルスクリプトの改修、総合テストからシステムが稼働するまでの一連の業務を担当しました。

2年にわたるプロジェクトの間、自分の能力不足から上司や先輩に叱られ、教えられ、お客さまに頭を下げ、苦労は多かったものの成長もできたと思います。無事にやり遂げ、お客さまやプロジェクトメンバーと喜びを分かち合うという、この仕事の醍醐味を知ることができました。

現在は、入社時から携わってきた銀行とは別の政府系金融機関の業務システム刷新プロジェクトに加わっています。シェルスクリプトの開発責任者を担っていますが、これは以前一緒に仕事をした日立製作所の方の推薦によるもの。規模の大きい金融系のシステムは、常に日立グループが一体になって業務を進めているので、当社以外にも人脈が広がりチャンスを得ることができるのも魅力のひとつだと思います。

エンジニアになって知った
「運用」の魅力

インフラ系のエンジニアになって良かったと思うのは、「運用」という考えを知ったことです。運用とは、プログラムを安定して動かすにはどうすればよいかを考えること。

決済を行うものやデータベースの管理など、システムを構成するサーバーにもいろいろあり、さまざまなプログラムが動いています。それぞれをどの時間に稼働させるか、あるいは24時間体制にするのか、メンテナンスのために止める時期はどうするか。プログラムの実際の動きを決めるのは運用の役割なのです。そのためにはひとつの知識だけでは足りず、常に新しい知識の習得が必要となり、そこに新たな発見があります。大変面白くて奥の深い業務だと感じます。

自分の強みとしては、チームメンバーやお客さまと信頼を築くことができるコミュニケーション能力です。エンジニアは、お客さまや開発関係者から話を聞くことがすごく大事で、会議の前後などにも雑談を交わし、親しみやすい存在になるよう心がけてきました。そうして、お互いの信頼関係が構築できれば、仕事の円滑化にもつながるのです。

1 week schedule

1週間のスケジュール

学生の皆さんへのメッセージ

Message to students

私が考えるシステムエンジニア向きな人は、法則問題が得意な人。100ステップの仕事に法則を見つけ、10ステップでも同じ結果であることを発見できる人は、論理的思考に長けているので、エンジニアにとって大きな強みになります。また、システムにはエラー事象が付き物ですが、そのエラー事象の原因特定に向け、さまざまな仮説を立て、立証できる人、つまりは、あきらめずに最後まで考え続けられる粘り強さも重要な要素だと思います。

オフの過ごし方 Off time

家族で日帰り旅行

休日は家族との時間を大事にしています。
娘にさまざまな経験をさせたいと思い、隔週程度で日帰り旅行をしています。
鎌倉観光では、あじさいで有名な長谷寺へ行ってきました。

※掲載の内容は、取材当時のものになります。